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西田染工の技術について

半世紀にわたる捺染の挑戦と実績を誇る西田染工は、熟練の製版トレース職人を有するパートナー企業から提供される高精密なスクリーン製版や防抜加工を実現するグラビア無地捺染機などの機材に加えて、友禅技法「しごき」を応用したグラデーション加工、そしてハンドプリントとセミオート捺染機を使用したアナログプリント加工をはじめとする独自の捺染技法を駆使して、生地の上でお客さまのイメージを可能な限り充実に実現しています。長年培ってきた和装プリントの技術を洋装のテキスタイルに応用することで、プリントの可能性の幅が大きく広がります。国内外の有名ブランドを筆頭に、多くのお客さまの看板商品に広く取り入れられている西田染工の技術の一部をご紹介します。

綿ジャージプリント

適した素材

ニット素材

特徴

クライアント図案を綿ソフト天竺に忠実に表現した作品として、型彫刻、スケージングなど、技術と知識の集大成のようなプリントです。
通常、ジャージのプリントは生地を引っ張ると白い部分が見えてしまいますが、この綿ジャージはしっかりと中まで染料を浸透させ、白くなりにくいプリントを実現しています。

発泡プリント

適した素材

ベルベットなどの起毛素材

特徴

プリント部分を熱ベーキングによって立体感を出すプリント

大判プリント

適した素材

アクリル以外の素材

特徴

セミオート捺染機による大判プリントの作品です。大判プリントは、最大160cm×180cmまで対応できます。羽毛布団のカバー、そして大判のストールなどにも対応できます。

反応泣きプリント

適した素材

綿・麻・レーヨンなど

特徴

セルロース系繊維のにじみプリントの作品です。
植物性繊維の生地に化学反応する染料を使い、あえて色の滲みを作り、濃淡やぼかしを繊細に表現できる加工法です。素材と図案の相性に大きく左右されますので、ご依頼の際は詳細をご相談ください。

箔バインダー

適した素材

アクリル以外の素材

特徴

箔バインダー顔料プリントおよび染料を併用した作品です。
箔を使うデザイン表現では、箔の加工が行われる部分に樹脂を丁寧に捺染します。箔加工自体は専門工場での加工ですが、その前の工程として、樹脂をいかに図案に忠実に美しくプリントできるかが最終的な箔の仕上がりを左右します。

重色プリント

適した素材

アクリル以外の素材

特徴

1色毎のドライオンプリント(捺染→乾燥→捺染)によって色の重なりが際やかに表現可能

ウールツィード刷り込みプリント

適した素材

ウール全般

特徴

浸透し難い素材でもスケージング調整によって対応可能

シルクサテンオーバープリント

適した素材

シルク、レーヨンなど

特徴

最適な施法で色の深みを追及

薄地ガーゼプリント

適した素材

綿・麻など

特徴

デリケート素材専用の独自施法によって対応

縦ボカシグラデーション

適した素材

アクリル以外の素材

特徴

京友禅の染色技法を応用したオリジナルプリント

顔料多層プリント

適した素材

高密度素材

特徴

顔料のドライオンプリントの繰り返しによって厚みを持たせるプリント方法